ハッピーマンデーよりも真ん中のお休みが好き

2020年02月11日火曜日

今日はハッピーマンデー法に拘束されない祝日ですね。
ハッピーマンデー制度とは、国民の祝日の一部を、従来の固定日から特定週の月曜日に移動させた法改正のことを指します。
月曜に移動するという考え方は、アメリカの同様の制度(月曜休日統一法)の設定に倣っています。

私はあまりハッピーマンデー制度が好きではありません。
理由はいくつかあります。

一つは「月曜日を国民の祝日とする事によって土曜日・日曜日と合わせた3連休とし、余暇を過ごしてもらおう」という趣旨についてです。
この背景には、旅行に行く人の増加等による経済効果を狙っているのだと思いますが、そもそも「カネ」のため祝日本来の意味を歪めるということが、事の筋目を通したい私としては気に入らないのです。

上記は個人的な感覚ですが、実務にも結構影響しています。
私はスクールカウンセラー中心で仕事を組んでいるので、特定の曜日にはこの学校、というのが決まっています。
たぶん、多くのSCも同じような予定の組み方をしているんじゃないのかなと思います。

ハッピーマンデー制度以降、月曜日の学校の日程消化が大変になりました。
だいたいSCは35週くらい行くことになるのですが、どうあがいても35週に達しないという年もあります(行事の関係で月曜日が休みという場合も多い)。
これはSCだけの問題だけでなく、学校では学期末に月曜固定祝日で穴が開いた分のカリキュラムの消化に負担が増大しています。

ここまでは個人的事情かなと思うのですが、臨床実践をしていると不登校への影響も感じることがあります。
不登校になりかけの子どもや、学校復帰を果たしたばかりの子どもは、ギリギリの状態で何とか学校に行っているという場合も少なくありません。

ちなみに「学校に来たら楽しそうにしている」「平気そうにしていますよ」という声も聞きますが、これは見立ての誤りです。
彼らが自身の内にある苦しさを適切に認識できていない、できていてもそれを表現できていない、と捉えるのがより実態に近いと思うのです。
大切なのは、彼らが自分の内面に聡くなるようなアプローチであったり、周囲がそれを表現してもらえるような自分たちでいることだと思います。

さて、ギリギリの状態で学校に行っている子どもたちの場合、ハッピーマンデーによって3連休がある方が良いのか、それとも週の真ん中くらいで休みがある方が良いのか。
難しいところですが、私は後者でないかなと思っています。
月曜日から頑張って、週末にエネルギー切れを起こす子どもたちを時折目にするので、休みまで4日や5日よりも、2日や3日の方が良いんじゃないのかなと思うのです。
「あと2日頑張れば休みだ」というのは耐えられそうな気もするのですが、それが4日や5日になると永遠の向こう側という感じもするのです(子どもの時間間隔であれば尚更かなと。時間間隔は年齢の二乗に反比例するという公式がありますね)。

また、休みは長いほどに、その休みの最終日は「次の日のための心の準備」に使われている傾向が高いのではないでしょうか(長い休みほど「あー、明日から仕事かー」と言っているような気がする)。
ポンッと浮島のような休みであれば「降って湧いた」という感覚が強く、小休止という心身の状態になれるような印象があります。

ここまでは感覚・印象に基づいていますね。
ですからちょっとだけ現実的なお話も。
不登校ぎみの生徒は月曜日は休み明けなので、遅刻してくる傾向があります。
休み明けに行くのは気力が要るのは、別に不登校児に限りませんよね。
高校になると、月曜日にある科目の出席日数が足りずに進級や卒業の時に困ることも出てきます。
この辺は現実的な問題かもしれないですね。

…いずれにせよ、ハッピーマンデー制度によってどういう影響が出ているのかは気になるところです。
何十人か不登校の子どもたちと会っているので、関係性によっては聞いてみようかなーなんて思っています。
個人的興味で悪いんだけど、ハッピーマンデー制度についてどう思う?
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小学校~大学までの教育領域で臨床活動をしています。また10年以上、臨床心理士資格試験対策の勉強会に携わってきました。
このブログでは公認心理師および臨床心理士の資格試験に向けた内容をアップしていきます。時々、コラムや読書録なども。

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