解説を作ることの良し悪し

2018年09月17日月曜日

以前、臨床心理士資格試験のある年度の過去問の全解説を作ったことがありました。
教え子や後輩に向けて、役立つ資料の提供という目的でしたが思わぬ弊害がありました。

それは、学生が解説以上のことを調べようとしなくなったということです。
もちろん全員とは言いませんが、多くの学生がそのような反応を示しました。

「これがこの問題の解説だよ」というのを示すことで、それを覚えることが中心となり、疑問に思って調べるという学びの上で重要なプロセスが生じにくくなったと考えました。

それからは解説を作ることは控え、質問を受けた場合の応対にもいろいろ工夫をするようになりました。

今回、公認心理師を受験し、こちらで解説を作っていますが、解説を読まれた方々がそこから疑問を覚え、調べるという形になると良いなと思っています。

そのためにもあまり断定的な書き方はしたくないのですが、そうなると「~と思われます」という文体ばかりになり、それはそれでなんか変だなという感じもあり…。
なかなか難しいところです。
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2 件のコメント

  1. 重い腰を上げ、11月に入ってからようやく公認心理師試験の復習を始めた臨床心理士です。復習として調べる作業がうまくいかなかった折に、こちらのブログを見つけ、おかげさまで活用させていただいております。ありがとうございます。本当に仰る通りで、解説を拝見して、それだけでよしとしないようにしないといけませんね。そうこうするうちに結果発表の日になってしまいそうですが、結果とは関係なく、きちんとこの機会を生かして勉強したいと思います。

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    1. コメントありがとうございます。

      >それだけでよしとしないようにしないといけませんね。
      この辺が相変わらず難しいところですが、結局は読み手の皆さまにお任せするしかないのかな、などとも思っています。
      復習のためにこちらで書いたものがお役にたてたら幸甚です。

      >結果とは関係なく、きちんとこの機会を生かして勉強したいと思います。
      私も同じ考えです。
      ここ10年ほど臨床心理士資格試験の指導をする立場だったのですが、毎年基礎的な知識の確認ができたことは、今の自分の臨床に大いに役立っております。

      毎年、こうやって自分のためにも試験問題の振り返りをしたいと考えています(遅々とした更新になりそうですが)。
      今年は追加試験もあるので、その辺はどうしようか思案中です…。

      またお気づきの点などございましたら、コメント頂けると幸いです。
      宜しくお願い致します。

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About Me

小学校~大学までの教育領域で臨床活動をしています。また10年以上、臨床心理士資格試験対策の勉強会に携わってきました。
このブログでは公認心理師および臨床心理士の資格試験に向けた内容をアップしていきます。時々、コラムや読書録なども。

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