精神科で使用される薬剤

2018年09月02日日曜日

薬の知識については、得意不得意が分かれるところかなと思います。
ここでは、精神科で使用される薬剤について簡単にまとめていきます。
病理別に、薬剤名と主な副作用を示します。
書き方としては「一般名(主な商品名):副作用」とします。

【統合失調症に使用されることが多い薬剤:抗精神病薬】

こちらは「定型抗精神病薬」と「非定型抗精神病薬」に分かれます。

◎定型抗精神病薬(主に陽性症状に効きやすい)

  • クロルプロマジン(ウインタミン):錐体外路症状、悪性症候群
  • ハロペリドール(セレネース):錐体外路症状、悪性症候群
    ※錐体外路症状:無動、筋強剛、振戦を呈するパーキンソン症候群が代表的。それ以外にも、ジストニア、アカシジアなどが見られる。
    ※悪性症候群:無動、寡黙、筋固縮、高熱、意識障害、痙攣等の症状。

◎非定型抗精神病薬(陰性症状、陽性症状のいずれにも効きやすい)

  • リスペリドン(リスパダール):乳汁分泌、月経異常
  • オランザピン(ジプレキサ):体重増加、血糖上昇
  • アリピプラゾール(エビリファイ):不眠、不安


【うつ病・強迫症・不安症群に用いられることが多い薬剤:抗うつ薬】

こちらは「三環系」「四環系」「SSRI」「SNRI」「NaSSA」で記載します。

◎三環系抗うつ薬

  • イミプラミン塩酸塩(トフラニール):抗コリン作用(口渇、便秘)、起立性低血圧

◎四環系抗うつ薬

  • マプロチリン塩酸塩(ルジオミール):抗コリン作用(口渇、便秘)、起立性低血圧

◎SSRI

  • 塩酸セルトラリン(ジェイゾロフト):悪心(吐き気のこと)・嘔吐・下痢
  • パロキセチン塩酸塩水和物(パキシル):悪心・嘔吐・下痢
  • エスシタロプラムシュウ塩酸(レクサプロ):悪心・嘔吐・下痢

◎SNRI

  • ミルナシプラン塩酸塩(トレドミン):尿閉、頻脈
  • デュロキセチン塩酸塩(サインバルタ):尿閉、頻脈

◎NaSSA

  • ミルタザピン(リフレックス):催眠作用


【双極性障害に使われる薬剤:気分安定薬】

こちらでは「抗躁薬」と「抗てんかん薬」を示します。

◎抗躁薬

  • 炭酸リチウム(リーマス):甲状腺機能低下、腎臓の機能障害

◎抗てんかん薬

  • バルプロ酸ナトリウム(デパケン):眠気、めまい、悪心


【その他:不安・不眠・てんかん・認知症】


◎抗不安薬

  • ロラゼパム(ワイパックス):依存や耐性形成
  • ロフラゼブ酸ナトリウム(メイラックス):依存や耐性形成

◎睡眠薬

  • トリアゾラム(ハルシオン):ふらつきなど
  • フルニトラゼパム(サイレース):ふらつきなど

◎抗てんかん薬

  • フェノバルビタール(フェノバール):眼振、イライラ
  • フェニトイン(アレビアチン):眼振、イライラ

◎抗認知症薬

  • ドネペジル塩酸塩(アリセプト):食欲不振、悪心、嘔吐、下痢
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小学校~大学までの教育領域で臨床活動をしています。また10年以上、臨床心理士資格試験対策の勉強会に携わってきました。
このブログでは公認心理師および臨床心理士の資格試験に向けた内容をアップしていきます。時々、コラムや読書録なども。

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